様々な動物から抽出される、プラセンタエキス。
出産後に胎盤を貰い、その胎盤からエキスを抽出するのですが…
実は、馬や豚の胎盤だけではなく、以前は牛の胎盤が使われていることが多かったんです。
牛プラセンタはどのようなメリットが有るのか?
何故現在は使われなくなってしまったのかと合わせてご説明します。
●牛のプラセンタのメリットは?
牛の胎盤は他の動物と違い、大体100個ほどある小さな胎盤が連なって出来ています。
出産後、出てきた胎盤を食べて栄養を補給し、子供たちにお乳を与えるのですが…
それだけ多くの胎盤が付いているのは、哺乳類の中でも牛のみ。
その為、プラセンタエキスを取るには非常に調度良く、以前は牛プラセンタが利用されることがほとんどでした。
出産後一か月もしたらまた出産が可能になるので、胎盤はどんどん排出される。
人間にとっても、非常に調度良い動物だったのです。
●なぜ牛プラセンタは使われなくなった?
そんな牛プラセンタですが、厚生労働省によって、現在国内で販売が禁止されています。
それは何故かというと、一時期話題になっていた、BSE(牛海綿状脳症)が原因です。
このBSEに感染した牛肉などを人間が摂取すると…
神経細胞がスポンジのようにスカスカになり、神経系に深刻な異常をきたすと可能性があると考えれられています。
感染症が落ち着いたとはいうものの、そのような感染症にかかる危険がある動物の胎盤を使うのは危険ということで…
牛プラセンタは国内で全面禁止が決定。
今の所、今後も利用される予定はないとのことです。
●プラセンタ選びが非常に重要
牛プラセンタだけではなく、馬や豚などのプラセンタが使われている場合も…
やはり、上質な成分を使われているに越したことはありません。
プラセンタが含まれている商品を利用する際には、
・何の動物のプラセンタなのか?
・どんな環境で育てられた動物なのか?
この二点を、可能な限り確認することが、非常に大切と言えるでしょう。