ロイヤルゼリーとプラセンタは更年期障害やストレスの緩和などに役立つものです。しかし、ロイヤルゼリーにはデセン酸、プラセンタには成長因子という成分が含まれており、効能や効果が少し異なります。
ロイヤルゼリーとプラセンタの違いや選び方などについて確認していきます。
ロイヤルゼリーは女王蜂のエサとなるもの、プラセンタは豚や馬など哺乳類の胎盤から抽出されたもので、含まれている成分や効能・効果が以下のように異なります。
1-1.ロイヤルゼリーとは
ロイヤルゼリーはミツバチが花粉や樹液を材料にして作り出すクリーム状の物資であり、女王蜂のエサとして利用されています。女王蜂を成長させるために栄養価が高く、中でも人間が体内で合成できない9種類の必須アミノ酸やロイヤルゼリー特有のデセン酸は健康の維持に役立ちます。
ロイヤルゼリーの効能・効果として挙げられるのは次のようなものです。
・更年期障害の緩和
・疲労回復
・自律神経の調節
・活性酸素の除去
・肝機能障害の改善
これらはロイヤルゼリーに含まれるアミノ酸や炭水化物、ビタミン、ミネラル、デセン酸などの働きによるものです。特にデセン酸はロイヤルゼリーのみに含まれている成分であり、ホルモンの分泌を正常化して体調を整える作用を持っています。
1-2.プラセンタとは
プラセンタとは豚や馬など哺乳類の胎盤から抽出した成分です。胎盤には胎児の成長に必要な成分がたくさん含まれているので、プラセンタにもビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素が豊富です。また、プラセンタにはEGFやNGF、HGFなどの成長因子も含まれています。これらの成長因子は体内で細胞の働きや増殖を促し、健康を維持する作用を持つことが特徴です。
プラセンタの主な効果は以下の通りです。
・肝機能障害の改善
・更年期障害の改善
・自律神経の調節
・免疫力の向上
・美肌効果
プラセンタを摂取すると体内で細胞の働きが活発化され、内臓の働きが正常化したり、ホルモンバランスが安定したりします。これによって健康や美容でさまざまな効果を期待できるのです。
ロイヤルゼリーとプラセンタは効能や効果が似ている成分です。どちらを選ぼうか迷ったときは、具体的な効能・効果を確認し、自分に合ったものを摂取すると良いでしょう。
また、ロイヤルゼリーとプラセンタは併用も可能であり、特に更年期障害にはロイヤルゼリーとプラセンタの併用が効果的であることがわかっています。どちらもホルモン剤などに比べて副作用の心配が少ないので、安全に更年期障害の症状を緩和したい人は併用を考えてみましょう。
ロイヤルゼリーとプラセンタは似たような効能・効果を持つ成分です。摂取を考えている人は詳しい効能や効果を確認し、自分に合ったものを摂取することで健康や美容に役立てましょう。