プラセンタの摂取は更年期障害や血行不良によるめまいの改善に効果を期待できると考えられています。プラセンタとめまいの関係について詳しく見ていきます。
イライラやほてりなど更年期障害にはさまざまな症状がありますが、めまいも頻繁に見られる症状の一つです。
更年期障害でめまいが起きるのは加齢に伴って卵巣で作られる女性ホルモンの一つ「エストロゲン」の分泌量が減少するため。エストロゲンの量が減ると脳が視床下部からエストロゲンを作る「GnRH」が分泌されますが、年齢を重ねて機能が低下した卵巣ではエストロゲンを作り出せません。
これによって体はGnRHの量は増加するにもかかわらず、エストロゲンが増えないという状況に陥ります。GnRHと同様に視床下部でコントロールされている自律神経が影響を受けてめまいをはじめとするさまざまな更年期症状が起ります。
プラセンタが更年期症状によるめまいの改善に効果的なのはホルモンバランスや自律神経を整える成長因子を含んでいるため。プラセンタを摂取してホルモンバランスが整い、自律神経がコントロールされると更年期障害によるめまいの改善効果を期待できます。
血行不良になると脳に十分な血液が行き渡らず、めまいの症状が現れます。
プラセンタが血行不良によるめまいの改善に効果的なのは豊富な栄養素を含んでいるため。特にビタミンEや鉄分には血行を改善する作用があるので、これらの栄養素を含んだプラセンタを摂取すると血行不良によるめまいの改善に効果を期待できます。
ほかにも、プラセンタには赤血球を作り出すビタミンB12や脳の栄養源である炭水化物をエネルギーに変換する酵素を助けるビタミンB1も含まれています。プラセンタを摂取して正常な血液を作り、脳に栄養を与えることによって血行不良によるめまいの改善を期待できます。
プラセンタは更年期障害や血行不良などが原因で起こるめまいの改善に効果を期待できます。
めまいは脳梗塞や脳腫瘍などの病気が原因で起こることもありますが、診察を受けても明確な原因が見つからない場合などはプラセンタの摂取を考えてみても良いでしょう。