プラセンタは頭痛にも有効？

プラセンタは頭痛の緩和に有効だと考えられています。頭痛には脳腫瘍などの病気が原因として起こるものと原因がわからないものがありますが、プラセンタが有効なのは原因がわからない片頭痛です。

プラセンタが片頭痛に有効な理由などについて詳しく見ていきます。

1.プラセンタが片頭痛に効く理由

プラセンタが片頭痛に効くと考えられているのは3つの理由からです。

1-1.セロトニンの分泌を正常化するため
片頭痛の明確な原因はわかっていません。しかし、神経伝達物質の「セロトニン」は片頭痛と大きく関係していると考えられています。
セロトニンの主な働きは精神をコントロールすること。ストレスを感じたときに分泌されて心を安定化させる役割を担っています。
ところが、強いストレスなどの影響でセロトニンが大量に分泌されると、その影響で血管は急激に拡張されます。血管が広がると神経が圧迫されて、片頭痛を起こしてしまうのです。
プラセンタにはセロトニンなどの神経伝達物質の分泌を正常化するNGF（神経細胞増殖因子）が含まれています。セロトニンの分泌量がコントロールされれば、急激な血管の拡張による片頭痛を予防できるでしょう。

1-2.ホルモンバランスの乱れを治すため
片頭痛の原因であるセロトニンの分泌量はホルモンバランスの乱れによっても増加します。そのため、ホルモンバランスを整えるとセロトニンの分泌が抑えられて片頭痛の症状が緩和されることがあります。

プラセンタに含まれるNGFはホルモンバランスの乱れを治す作用ももっています。プラセンタでセロトニンの分泌を促すホルモンバランスの乱れを解決できれば、辛い頭痛が緩和されるのです。

1-3.血管の炎症を抑えられるため
片頭痛は血管が拡張して炎症を起こすことでも引き起こされると考えられています。血管の炎症による片頭痛の緩和に有効なのがプラセンタに含まれるムコ多糖体です。

ムコ多糖体の抗炎症作用で血管の状態が良くなれば、痛みを感じにくくなるでしょう。

2.頭痛を治す目的でプラセンタを摂取するときに注意したいこと

プラセンタは片頭痛の緩和に有効だと考えられていますが、摂取する場合は次の2点に注意しましょう。

2-1.症状に合わせて使う
片頭痛がひどい場合はプラセンタが効かないことがあります。ひどい頭痛を感じたら、医師に相談して適切な治療を受けましょう。

プラセンタは症状があまり重くないときや片頭痛を予防したいときに使うのがおすすめです。

2-2.プラセンタの副作用で頭痛が起こることがある
プラセンタは副作用が少ないですが、摂取後、まれに頭が痛くなることがあります。プラセンタを摂取して頭痛がひどくなったら、すぐに使用をやめて医師の診察を受けましょう。

3.まとめ

健康の維持に効果的なプラセンタは頭痛にも有効だと考えられています。片頭痛に悩んでいる人は症状の予防や緩和のためにプラセンタを取り入れてみてはいかがですか。