羊のプラセンタ

羊のプラセンタは羊の胎盤から抽出された成分です。豚や馬のプラセンタと比較して体に浸透しやすい羊のプラセンタの特徴を確認していきましょう。

1.羊のプラセンタのメリット・デメリット

羊のプラセンタのメリットは体に浸透しやすいこと。日本で主に流通している豚や馬から抽出されたプラセンタよりもアミノ酸の量が人間のプラセンタに近いため、体になじみやすく、浸透力が高いです。このため、免疫反応が現れにくく、発疹なども出にくいと考えられています。

また、羊のプラセンタは薬剤の心配が少なく、品質が高いこともメリットです。日本で安価に流通している豚のプラセンタは感染症を予防したり、病気を治療したりするために薬剤が使用されている可能性が高いですが、羊は免疫力が強い動物です。感染症にかかりにくいために薬剤の使用料が少なく、安心して摂取できるといえるでしょう。

さらに、羊のプラセンタは動物の管理が行き届いたスイスやニュージーランドで生産されていることが多いので、羊にストレスがかかりにくく、栄養素を豊富に含んでいます。羊のプラセンタに含まれている栄養素の中でも特に美容や健康の維持に役立つのが体を作り、生命の源となっているアミノ酸。中でも人の体内では合成できない9種類の必須アミノ酸は不足すると体の老化を招きますが、羊のプラセンタを摂取すると効率的に必須アミノ酸を体内に取り入れられます。体の老化を予防できると健康や美容において高い効果を期待でき、病気の予防やシミ、シワ、乾燥肌の改善に役立つでしょう。

その反面、羊のプラセンタは豚などから抽出されるプラセンタと比べて流通量が少なく、価格が高いことはデメリットといえます。羊のプラセンタが出回っていないのは狂言病と似たスクレイビーと呼ばれる病気のリスクを考慮に入れて政府が使用を制限しているためです。プラセンタによってスクレイビーになった人はいませんが、日本を含め狂牛病のリスクがある国で育った羊の胎盤を使用できないので、希少性や価格が上がっています。

2.羊のプラセンタの摂取方法

羊のプラセンタは主にサプリで摂取するのが一般的です。サプリに使われるプラセンタは狂牛病の心配がないと考えられているスイスやニュージーランドで育った羊から抽出されており、加工されたものが日本で販売されています。

サプリメントはインターネットのほかに美容クリニックなどでも手に入れられます。医師の判断のもとで羊のプラセンタを使用するとさらに安心できるでしょう。

羊のプラセンタは豊富な栄養素を含んでおり、体に浸透しやすいことが特徴です。古くから中国やヨーロッパで使用されてきた実績もあるため、安全に高品質のプラセンタを摂取したい人は羊のプラセンタを試してみると良いでしょう。